モノづくりに大きく関わっている

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具体的な鉄の作り方

高炉メーカーと電炉メーカー、そして特殊鋼メーカーを合わせた業種を、鉄鋼メーカーと呼びます。
まず高炉メーカーは、鉄の原料として鉄鉱石とコークスを扱っています。
高炉で鉄鉱石とコークスから銑鉄という物質を取り出し、次に銑鉄から不純物を取り出します。
これが鉄鋼となりますが、この段階では溶けているので冷やし固めて、企業に出荷しています。

電炉メーカーは製鉄品を作る時に出た鉄くずを電気で溶かして、再び鉄に生まれ変わらせています。
最後は特殊鋼メーカーですが、こちらも電気の力で鉄くずを溶かしています。
そこまでは電炉メーカーと同じですが、マンガンなどのレアメタルを配合して、普通とは異なる特殊な鉄鋼を作ることが大きな特徴です。

鉄鋼メーカーが作るモノ

それぞれの鉄鋼メーカーが作った製品は、系列のグループ会社に卸されます。
そして家電や自動車や飛行機、船、さらに建築物を作っていることが多いです。
大きな建物から小さな家電を作る時まで、鉄鋼が欠かせません。
そしてそれらがないと、人間はいつも通りの生活を送れなくなってしまいます。
ですから鉄鋼メーカーは、日本の生活を支えていると言われています。

人の役に立てる仕事なので、鉄鋼メーカーに就職しても良いですね。
鉄を作るのは難しいと思っている人が多いですが、新入社員にはきちんと仕事の内容を基本から指導しています。
そのため、未経験者でも採用してくれる会社がほとんどです。
気になる鉄鋼メーカーの求人を見つけたら、挑戦しましょう。



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